国はマイナンバーカードを普及させるために、マイナポイントなど様々な取り組みを行っています。しかし、まだマイナンバーカードを作ってない人もいるかもしれません。持っていると便利なマイナンバーカードですが、デメリットが多いため作らない方がいいと言われることも多いです。今回はなぜマイナンバーカードを作らない方がいいのか、その理由を詳しく解説していきます。
マイナンバーカードを作らない理由
マイナンバーカードは、1枚で本人確認ができる便利なカードです。コンビニで公的な証明書を取得できる、健康保険として利用できるなど、様々な用途に使えるマイナンバーカードですが、2022年9月時点ではまだ5割程度しか普及していません。普及率が低いのには様々な理由がありますが、発行手続きが面倒、所有すると様々なリスクが発生するなどの理由で作らない人も多いです。ネットなどでは、メリットよりデメリットの方が多いということで、作らないほうがいいと言われることも少なくありません。
マイナンバーカードの発行手続きが面倒すぎて作らない
申請書類を失くして手間と費用がかかる
マイナンバーカードの申請書類を紛失してしまい、作っていないという人も多いです。マイナンバーカードを作るために必要な申請書類は、各家庭に送られます。後で申請しようとそのまま放置してしまい、いざ申請しようとした時に申請書類が見当たらないというケースはよくあります。申請書を紛失してしまった場合は、ネットで申請書類をダウンロードしたり、市区町村の窓口で発行してもらったりといった手間がかかります。場合によっては費用がかかることもあるため、紛失したままになっているという人もいます。
申請から受け取りまで1か月以上かかる
マイナンバーカードは申請してから発行までに通常1ヶ月、場合によっては2ヶ月程度かかります。市区町村によって発行されるまでのスピードは変わりますが、受け取りまでに時間がかかるという理由でマイナンバーカードを作らない人も多いです。
受け取りに窓口へ行く必要がある
マイナンバーカードの申請自体はオンラインで行うことが可能ですが、発行されたカードを受け取る時には窓口へ出向かなければなりません。市区町村の窓口は基本的に日曜日は開いていません。事前予約などで特別に日曜に受け取り窓口を開設しているところもありますが、なかなかタイミングが合わないという人もいるでしょう。平日は仕事が忙しく、カードを受け取りに行けないというケースは多いです。
定期的な更新が必要
マイナンバーカードは、一度作れば一生使えるというわけではありません。発行してから原則10年毎に更新する必要があります。定期的な更新が面倒ということで、マイナンバーカードを作ることに踏み切れない人もいます。
紛失時の再発行も面倒
マイナンバーカードを紛失してしまった時には再発行ができますが、その手続きが意外と面倒です。まず再交付申請書を取得し、運転免許証などの本人確認書類を用意した上で、市区町村の窓口に出向かなければなりません。また、その際に紛失の経緯を記載した書類や、遺失届受理番号が記載された個人番号カード紛失・廃止届などが必要になることもあります。マイナンバーカードが再交付されるまでに1ヶ月程度かかるため、再発行が面倒で作るのを躊躇している人もいます。
パスワードの再発行も面倒
マイナンバーカードを作る時は、パスワードを登録することになります。万が一パスワードを忘れてしまうと、マイナンバーカードを使うことができません。パスワードの再発行をすることはできますが、その際はまず市区町村の窓口に出向いてパスワードを初期化する必要があるのです。パスワードを忘れてしまった時、わざわざ窓口まで出向かなければならないというのは、面倒に感じる人も多いでしょう。”
マイナンバーカードを所有するリスクを考えて作らない
紛失時のリスクが大きい
マイナンバーカードは、個人情報が詰まった大切なカードです。万が一紛失してしまうと、誰かに勝手に使われてしまう、公的な手続きができなくなってしまう、再発行に時間がかかるなど様々なリスクが発生します。紛失時のリスクが大きく、マイナンバーカードを作る気になれないという人も多いです。
銀行の口座情報を紐付けされる
マイナンバーカードは、銀行の口座情報を紐付けすることができます。紐付けておくことで給付金などの受け取りがスムーズになるといったメリットがあります。しかし、マイナンバーカードと口座情報を紐付けるということは、国や自治体に自分の財産や貯蓄額を知られてしまう可能性があるということです。
また、マイナンバーカードに口座情報まで登録されている場合、紛失時のリスクが大きくなってしまいます。国が管理するということで悪用されるとは考えにくいかもしれませんが、サイバー犯罪などが多くなっているため、情報の漏洩を100%防げるとは言い切れません。口座情報の紐付けは任意となっていますが、様々なリスクを考えてマイナンバーカードを所有していない人は多いです。
プライバシー侵害が不安
プライバシーが侵害される危険があるという理由から、マイナンバーカードは作らない方がいいと言われることも多いです。マイナンバー制度は、ネットワークを介して個人情報を利用するということで、プライバシーの侵害にあたると主張して訴訟が提起された事例があります。最高裁判決でプライバシー侵害にあたらないと判断されましたが、プライバシー侵害が不安でマイナンバーカードを作れないという人は少なくありません。
個人情報の漏洩が心配
個人情報が漏洩するリスクを考えて、マイナンバーカードを作らない人もいます。マイナンバーカードには、氏名や住所だけではなく個人番号など様々な情報が登録されています。万が一マイナンバーカードを紛失してしまうと、個人情報漏洩のリスクがあるということです。カードには顔写真が載っているため、本人確認が必要な時にも使うことができます。その際は、顔写真と照らし合わせて本人かどうか確認されますが、ICチップを使う場合には顔写真は意味がありません。
ICチップで手続きできるものに関しては、カードがあれば第三者でも使えてしまうのです。自分のマイナンバーカードを拾った人が、公的書類を取得できてしまう恐れもあります。また、マイナポータルでカード所有者の所得額や税金を閲覧されてしまうリスクなども考えられます。こういった個人情報の漏洩リスクがあるということで、マイナンバーカードは作らない方がいいと考えている人も多いです。
現時点で必要となる場面があまりない
単純に必要性を感じないという理由で、マイナンバーカードを作っていない人もいます。マイナンバーカードを利用する大きな目的は、行政手続きを簡略化することです。役所まで取りに行っていた住民票の写しをコンビニで取得できる、色々な場面で身分証明書として利用できるなど、様々な手続きが楽になるという利点があります。
しかし、あくまで簡略化できるというだけで、マイナンバーカードがなければ手続きができなくなるというわけではありません。身分証明書は運転免許証があれば十分ですし、公的書類が必要になる機会はそれほど多くはないため、マイナンバーカードを持っていなくてもあまり不便には感じないでしょう。

